キャンプ場はドライブの先にある!

一般的に、キャンプ場は自然豊かのところにあり、車で行くことの方が多いでしょう。それまでの道中、曲がりくねった道や峠道を抜けていくこともあります。キャンプ場についたら楽しいキャンプが待っていますが、それまでの道のりがつまらないのではもったいない!

キャンプと言えば、トヨタのランドクルーザーや三菱のパジェロというのは一昔前の話。今では比較的どこでも整備されており、極端に大きいとか、車高が低いなどがなければ普通にキャンプ場でも走らせることが出来ます。

そんな中人気があるのが、三菱のデリカD:5や、ホンダのステップワゴンなどのミニバンです。抜群の積載力を活かして、積載にかかる時間を短縮することが出来ます。そのほかにもSUVもよく見かけますね。

しかしそういったミニバンやSUVは重心が高く、峠道などではハンドリングに注意が必要です。筆者も峠道を走っていると、こういった車がカーブで車線をはみ出しているのをよく見かけます。

そこで注目したいのが、スバルのレガシィから始まった「ツーリングワゴン」というジャンル。現在日本ではラインナップが少ないのですが、実は日本のキャンプ事情とはベストマッチの車種なのです。

こちらの記事では、踏んだら素直に進むパワーと、意のままに車を操るハンドリングに優れ、かつキャンプ道具もしっかり詰める車をご紹介いたします。

良く走り良く積める、キャンプにオススメの車

出展:トヨタ自動車公式ホームページ

1.トヨタ/カローラツーリング W×B

発売当初のWEB広告で「積載力はミニバン並み!?」という文言を見つけて驚愕しましたが、実は後席を倒せばの話というオチがついていました。とはいえ、それだけ大きく出るということも自信の表れですね。

出展:トヨタ自動車公式ホームページ

積載

後席は4対6で倒れるようになっており、小さい方にチャイルドシートやジュニアシートをセットすれば、親子3人キャンプで十分の積載力を確保することが可能。天井はやや低いが、安全に配慮して積み上げて固定する分にはちょうどいいサイズ感です。

出展:トヨタ自動車公式ホームページ

運転

トヨタが進めるTNGAという技術で、クラスに関わらず低重心でスポーティな性能を持っています。最小回転半径は約5.3mとワゴンにしては小さく、比較的小回りがききます。最上グレードはハイブリットで先進運転支援機能も付いているので、走る時はしっかり走り、安全性も抜群です。

2.ホンダ/ジェイドRS

出展:本田技研工業公式ホームページ

元々は低重心6人乗りミニバンだったジェイドですが、マイナーチェンジで2列シートの5人乗りワゴンが登場。もともと6人乗りでもキャンプユースから日常使いに使えるということで話題になりましたが、積載のことを考えると3列目シートはない方がいいですね。

出展:本田技研工業公式ホームページ

積載

カローラツーリングと同様、後席は6対4分割可倒式ですが、運転席側の後ろが割合4の方ですので、チャイルドシートなどとの相性は悪いでしょう。荷室の下には23lの安打あーボックスがあり、壊れやすい物や小さい物の収納にオススメ。筆者は予備の電池がすぐに思いつきました。

出展:本田技研工業公式ホームページ

運転

スポーツグレードのRSは1.5lの直噴ターボ使用で、坂道でもストレスなくすすんでいくパワーは魅力的。人によっては「ナイフのような切れ味を持つシャープなハンドリング」と言わしめるほど鋭いステアリングも峠道で真価を発揮しそうです。

3.スバル/レヴォーグ STI SPORT

出展:SUBARU公式ホームページ

最後は国産のツーリングワゴンの中で最大級のパワーを誇るスバルのレヴォーグのご紹介。こちらはレースシーンでも活躍している同社のWRX STIの兄弟車となっており、2.0lモデルはなんと300馬力というスペック。もともとレガシィツーリングワゴンの後継機として登場しており、日本でワゴンブームを作ったレガシィの血が流れているということもあり、洗練されたワゴンとなっています。

出展:SUBARU公式ホームページ

積載

後席は4対2対4と多彩なアレンジ可能なシートとなっており、両サイドの座席はリクライニング付きで人を乗せる際も快適。比較的背が高いので、限界まで積み込むとかなりの積載量となります。ちなみにリアドアの解放角度が他の車より広いというのも積載の時に非常に助かります。

出展:SUBARU公式ホームページ

運転

スバルが誇る水平対向エンジンにより、低重心で安全なスタイリングを実現。2.0lターボのパワーはすさまじく、高速道路の合流で一番上のスポーツモードに設定すると、シートに張り付けられる感覚を味わえるほど。国内外のレースで鍛えられたノウハウと、ツーリングワゴンとして熟成された使い心地は最上級ワゴンと言ってもいいでしょう。

まとめ

走りも良くて荷物も積めるというのは、バランスをとるのが難しく、同じようなワゴン車でもそれぞれ特性が違っており、日常使いを考えると人によって最適な車は千差万別。ワゴン車に共通するのは、4人家族だとちょっと厳しいかもしれないというところです。

少ないギア数や小さ目のテントであれば大丈夫ですが、大型の2ルームとなるとかなり積載は厳しいでしょう。しかし低重心なこともあり、キャリアを取り付けたりても安定しており、みためにもスタイリッシュですから、家族が増えたら検討してもいいかもしれませんね。

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