私は月に2~3回程度家族3人(妻・4歳の息子)でキャンプに行っています。
キャンプ場の中には海・川が近くにあるキャンプ場もあり、そういったキャンプ場では、魚を釣りその場で調理するといった、キャンプならではの料理を楽しむこともできます。
家だと煙やニオイが気になって、魚料理はいまいち……という人や、新鮮で美味しい魚料理が食べたい!という人にもおすすめですよ。

初心者におすすめな釣りの方法

自分は最近釣りをはじめたばかりの「釣り初心者」なので、最低限の道具(竿・リール・バケツ)しか持っていません。
もっと色んな道具があると、様々な魚を狙えると思いますが……初心者がまず初めに、釣りをするのにおすすめな方法は「サビキ」です。

簡単にいうと5~6本の針の付いている糸の先に「カゴ」が付いていて、そのカゴの中に「オキアミ(小さなエビ)」というエサを入れて、そのエサに寄ってきた魚を釣る方法です。
あまり大きな魚は狙えませんが、釣りの方法としてはとても簡単だし、子供と一緒でも楽しめます。
アジやサバ・ベラ・ヒイラギ・カサゴなどが釣れます。釣りに慣れてくると「投げ釣り」や「ルアー」や「ワーム」などを使った色んな釣り方で、サイズの大きな魚を狙う事も可能になります。

釣った魚の料理方法「丸ごと焼く」

やはり1番簡単で美味しく食べられるのは「丸焼き」です。
内臓だけを取り除き、軽く塩をふりかけ、そのまま一気に焚火台へ!キャンプならではの大胆な料理です。
面倒なウロコ取りをする必要もありません。例えば「鯛」などのウロコが大きく気になる魚でも、焚火で丸焼きにすると、綺麗に剥がれるので楽ちんです。
いつもお肉だけのBBQに魚が加わると、食事のバリエーションが増え食卓がさらに豪華に変身します。

釣った魚の料理方法「天ぷら・から揚げ」

次におすすめなのは「天ぷら・から揚げ」です。
内臓の処理をし「天ぷら粉」や「から揚げ粉」「片栗粉」などをまぶした魚を油で揚げるだけです。
揚げる時のポイントとしては、油の温度は170度程度にしておくということです。
あまり高温だと揚がる前に焦げてしまいます。カラっと揚がった魚に付ける「塩」ですが「カレー塩」「山椒塩」「スパイス塩」など数種類用意しておくと味のアレンジが簡単にできるのでおすすめです。

なぜ魚の内臓は取り除くのか?

釣りたて・捕りたての新鮮な魚は、内臓まで食べることも可能といわれています。
しかし魚の内臓(腸・ハラワタ)には魚のう○ちが詰まっていて、その中には「寄生虫」などが含まれている可能性があり、食べると食中毒になる場合があります。
魚の中には、胃や腸が無く丸ごと食べられる魚もいます(サンマ・イワシ・トビウオなど)。
また寄生虫の心配がない「エサ」を食べている魚(鮎・イワナ・ニジマス)なども丸ごと食べることができます。海などで釣りをした魚を食べる際には、内臓の処理をしっかり行った方が安心・安全だということです。

「腹黒」という言葉の由来は魚の内臓

「いつもニコニコしているけど、実は裏ではとんでもないことを考えている人」という意味で使われる「腹黒」ですが、この言葉の由来は、高級魚のサヨリからきているといわれています。サヨリは見た目とても美しい魚ですが、さばくと腹の内側が黒い膜で覆われています。

このことから、嫌なことを考えていても表に出さない人の事をサヨリに見立てて「腹黒い人」といわれるようになったそうです。

サヨリ以外でも、魚の内臓は傷みやすい部分なので、時間が立ち腐ると黒くなります。魚の身を新鮮に保つためには、内臓を取り除く処理をした方がいいということです。

釣った魚の料理方法「刺身」

最後に紹介する料理方法は「刺身」です。

新鮮な魚じゃないと食べられない料理です。
焼いたり揚げたりに比べると手間はかかりますが、挑戦する価値があるほど美味しいです。

小さな魚だと「刺身」は無理だと思っていませんか?初めに紹介した釣りの方法「サビキ」で釣れる小さなアジでも、刺身にすることは可能です。頭を落とし内臓を出し、綺麗にお腹を洗います。その後に、背骨に沿って包丁をいれ「三枚おろし」にします。おろした身の皮を丁寧に剥げば完成です。

小さなアジだと1匹から2切れしか刺身はとれませんが……。自分で釣った新鮮な魚だからできる料理なので、とても美味しいですよ。

まとめ

気合を入れて「今回のキャンプは釣った魚が晩御飯だ!」と何も食材を持って行かないと、もし魚が釣れなかったときに、何も食べるものがなく途方に暮れるということになりかねません!あくまでも「釣れたらいいな」「釣れたらラッキー」程度に考え、もし釣れなかったときでも大丈夫なように食材はしっかり準備しておきましょう!

「焼いたり」・「揚げたり」家だとなかなか頻繁にできない魚料理もキャンプの時だと、ニオイや汚れを気にせずに楽しむことができます。キャンプに行った際には是非魚料理に挑戦してみてください。

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